この記事はPRを含みます。
不動産クラウドファンディングの中でも「Rimple(リンプル)」は特に注目を集めています。
でも──「抽選に当たらない」「利回りが下がってきている」「なんか怪しい?」そんな声も。
この記事では、投資家のリアルな声と会計・FP視点で見た“本質”をもとに、Rimpleの仕組み・リスク・評判・始め方まで網羅的に解説します。
第1章|Rimple(リンプル)とは?クラファン投資に“信頼性”を持ち込んだ仕組み型投資
正直、最初に「不動産クラファンで1万円から投資できる」と聞いたときは、私も少し身構えました。
「手軽にできる=どこか怪しいのでは…?」そんな思いがよぎったのを覚えています。
でも調べていくうちに、Rimpleは他とは少し違う──そう感じるポイントがいくつもあったんですよね。
この記事の第1章では、「Rimpleとはそもそも何か?」「他のクラファンと何が違うのか?」をやさしく解説していきます。
🔸Rimpleはどんなサービス?
Rimple(リンプル)は、2020年にスタートした不動産投資型クラウドファンディングサービスです。
運営元は「プロパティエージェント株式会社」という、東証プライム上場企業のグループ会社。
簡単にいうと、次のような特徴があります。
- ✅ 都内の収益不動産を中心とした運用
- ✅ 1口1万円から投資可能
- ✅ 他社ポイントを「リアルエステートコイン」に交換して投資できる
- ✅ 抽選方式で応募
- ✅ 劣後出資比率30%(高め)
この時点で、「あれ?なんか他のサービスと違うぞ」と思った方も多いかもしれません。
🔸不動産クラウドファンディングの“進化系”
Rimpleは、いわば**「クラファンの便利さ」と「プロの不動産運用の信頼性」**を組み合わせたサービスです。
従来の不動産投資では、物件選定から管理・テナント対応まで、すべてを自分でやる必要がありました。
でもRimpleなら、運用はすべてお任せ。投資家は「ファンドに出資するだけ」でOKなんです。
しかも、リアルエステートコインという独自仕組みを使えば、
たとえばセゾンの「永久不滅ポイント」やモッピー・ハピタスのポイントが、そのまま投資原資になるという面白さも。
🔸他サービスとの違いはどこにある?
他にもクラウドファンディング型の不動産投資サービスはたくさんあります。
では、Rimpleが特に注目されている理由は──?
Quiet Money Labの視点から見ると、次の3点が大きな違いです。
比較項目 | Rimpleの特長 | 他クラファンの傾向 |
---|---|---|
劣後出資割合 | 30%(高水準) | 10〜20%程度が多い |
投資方法 | ポイント投資に対応 | 現金のみが主流 |
募集方式 | 抽選制で公平性あり | 先着方式や事前応募が中心 |
つまり、“安全性重視の人でも挑戦しやすい仕組み”が整っているというのが、Rimpleの最大の特長なんです。
🔸ただし「万能ではない」ことも正直に伝えたい
もちろん、Rimpleにも弱点や注意点はあります。
たとえば──
- 人気ファンドは倍率が500〜1600%超えと、なかなか当選しない
- 利回りが年々下がってきている(初期は4〜5%→直近では2.7%前後)
「当たらなければ投資できない」ことにストレスを感じる方もいるかもしれません。
ただそれでも、**会計や財務リスクの目線から見ても“堅実に資産形成を目指す人向き”**の構造になっていると私は感じます。
とくに「ポイ活→投資→配当」という導線は、資産形成の“導入体験”としても秀逸です。
🔸最初に伝えたいメッセージ
「ちょっと気になるけど、自分にもできるのか不安」
そんなふうに感じているなら、Rimpleは“最初の1歩”にぴったりの選択肢かもしれません。
次章からは、Rimpleの具体的な仕組み、投資家の評判、メリット・デメリット、注意点まで、数字や実例も交えながら徹底的に解説していきます。
「仕組みを知れば、投資はもっと怖くなくなる」──その感覚を、ぜひ持ち帰っていただければと思います。
第2章|Rimpleの仕組みと特徴:手軽さと守りの強さを両立する投資構造
「この仕組み、思ってた以上に練られてるな」──。
初めてRimpleの構造を読み解いたとき、私はそんな感想を抱きました。
表面的には“1万円から投資できる不動産クラファン”ですが、その裏には、“損しにくい仕掛け”がいくつも詰まっているんですよね。
Rimpleの基本構造は「匿名組合型クラウドファンディング」
Rimpleは、不動産特定共同事業法に基づく匿名組合型クラファンです。
投資家は、運営会社が選んだ不動産の“運用成果”に対して配当を受け取る形式で、直接不動産を保有するわけではありません。
要するに、以下のような流れで資産運用が完結します。
- 不動産会社が物件を選定
- 小口化ファンドとして設計
- インターネットで投資家を募る
- 出資後に物件運用開始
- 賃料収入や売却益を分配
最低投資額は1万円|初心者でも「入りやすい」
従来型の不動産投資は数百万〜数千万単位が当たり前でした。
一方、Rimpleでは1万円からスタート可能。
これは、資金に余裕のない若年層や副業世代でも**“資産形成の体験”**として取り入れやすい点です。
正直、不動産って聞いただけで「無理だ」と思う人も多いんですよね。
でも、1万円なら「とりあえずやってみようかな」と思える。
この“入口の設計”が、絶妙にうまいなと感じます。
リアルエステートコイン|他社ポイントで投資ができる革新性
Rimpleでは、独自の投資通貨「リアルエステートコイン(REC)」を使って投資できます。
注目すべきは、以下のような他社ポイントから交換可能な点。
- 永久不滅ポイント(セゾン)
- モッピー
- ハピタス
- WILLs(株主優待ポイント)など
これにより、現金を使わずにポイント資産で不動産に投資できるという、唯一無二の仕組みが完成しています。
しかも、交換レートも悪くない(例:永久不滅ポイント1000P=4,500コイン)。
「ただ貯まるだけだったポイントが“投資資産”になる」──
これは、家計の中に資産運用が静かに組み込まれる、実にスマートな構造です。
募集方式は「抽選」|公平だが、倍率は高め
Rimpleでは、すべてのファンドが抽選方式。
先着順ではないため、誰でも平等に応募できる点はありがたいのですが──
実際には、
- 募集倍率500〜1600%超
- 抽選結果待ちで“投資できない”ケースも多い
という現実もあります。
私自身、2度連続で落選して「うーん…」と思ったことがあります。
ただ、応募自体はワンクリックで完了するので、“申し込み続ける”ことが重要だと感じました。
運用期間は短め|資金流動性の確保にも優れる
Rimpleのファンドは、平均6ヶ月〜12ヶ月の運用期間が主流です。
これは、資金を長くロックしたくない人にとっては大きなメリット。
私自身、以前1年半以上運用のソーシャルレンディングに出資していた時、
「途中でどうにもならない資金って結構ストレスだな…」と思った経験があります。
Rimpleのように**“定期的に出口が来る仕組み”**は、家計とのバランスをとる上でも理想的です。
第3章|Rimpleの評判・口コミ総まとめ:本音レビューから見えるリアルな温度感
私も最初は気になって、X(旧Twitter)や掲示板でRimpleの口コミをひたすら探しました。
そこから見えてきたのは、「償還が早くて安心」という声と、「全然当たらない…」という叫びの二極化。
この章では、実際の評判や口コミを通して、Rimpleがどう見られているかを多面的に読み解いていきます。
良い口コミ①|「抽選に当たった時の安心感がすごい」
- 「当選して初めて不動産投資できた!6ヶ月で償還された」
- 「落選ばかりだったけど、当たると嬉しさひとしお」
- 「不動産知識ゼロでも始められた」
Rimpleは、償還の確実性が高い=安心して待てるという声が多いんですよね。
現時点で元本割れや大きなトラブルも報告されておらず、堅実に運用されている印象です。
FP的な目線で見ると、**「この安心感こそ、ポートフォリオの安定軸になる」**という感覚。
一発狙いの投資ではなく、“置いておく資金”を回す場所としては◎。
良い口コミ②|「都心のマンションだけに絞ってるのが安心」
- 「目黒区、新宿区など人気エリアばかり」
- 「ちゃんと出口(売却)を考えた物件が多い」
- 「地方物件がないのが逆にありがたい」
これは地味ですが重要なポイント。
都心は賃貸需要が安定しているため、空室リスク・価格変動リスクが相対的に低い。
会計的に見ても、「収益予測の信頼性が高い」物件に絞っているのは好印象です。
悪い口コミ①|「全然当たらない。倍率高すぎ」
- 「10回応募して1回しか当たってない」
- 「抽選とはいえ、もう少し出資機会を…」
- 「せっかく登録したのに投資できないまま」
正直、この声は多いです。
ファンドあたりの募集枠が限られていることもあり、人気ファンドは高倍率で狭き門。
とはいえ、「申し込みに時間も手間もかからない」ため、応募し続けるコストはほぼゼロ。
その意味では、継続力がカギを握るサービスだと感じます。
悪い口コミ②|「利回りが年々下がってきている」
- 「最初の頃は4〜5%台だったのに、最近は2.7%?」
- 「税引後だと銀行よりちょっとマシくらいかも」
これも実は正しい見方です。
初期は高めの利回りを出していたRimpleも、2024年以降は2.7〜3.1%台が中心。
ただ、ここには“誤解”も含まれています。
ファンドの多くは**短期運用(半年)× 劣後出資比率30%**という「低リスク構造」です。
その分リターンが控えめなのは、ある意味当然とも言えます。
「手堅さ」と「利回り」は、トレードオフなんですよね。
悪い口コミ③|「途中で辞められないのが不安」
- 「急にお金が必要になった時どうするの?」
- 「原則途中解約NGって、ちょっと怖い」
これはRimpleに限らず、ほぼすべての不動産クラファンに共通する点です。
契約期間中に元本を引き出せない(流動性が低い)というのは、事前に把握しておくべきポイント。
ただし、資産全体のうちの**“余剰資金”で投資する**前提であれば、
「半年間ロック」くらいは十分許容できるという人も多いのではないでしょうか。
評判をどう捉えるか:感情と構造の“バランス感覚”が大事
SNSでは「当たらない」「利回りが低い」という声が目立つかもしれません。
でも裏を返せば、それだけ人気がある証拠とも言えます。
- 償還実績◎
- 元本割れ報告なし
- 物件の立地・運用期間の安定感
これらのファクトを冷静に見たとき、**「あえて堅実さを取りにいってるサービス」**ということが見えてきます。
「抽選当選して、無事に償還された」という声が多いのも納得です。
👉 Rimpleの最新ファンド情報はこちらから確認できます(PR)
第4章|Rimpleの4つの強み:選ばれ続ける理由を“構造”でひもとく
「利回りが低くても、ここを選ぶ人がいる理由」──。
実際にRimpleのファンドに応募し続ける中で、私はその“理由の正体”がだんだん見えてきた気がします。
それは、ただの人気ではなく、“合理性に裏打ちされた安心感”でした。
ここでは、他のクラファンサービスと比較しても明確に際立っている、Rimpleの4つの強みに絞って深掘りしていきます。
強み①|“ポイ活”がそのまま投資資産になる「ポイント投資」対応
Rimpleの最大の独自性とも言えるのが、「リアルエステートコイン(REC)」を活用したポイント投資機能です。
たとえば──
提携ポイント | 投資転換レート(目安) |
---|---|
永久不滅ポイント(セゾン) | 1,000P → 4,500コイン |
モッピー | 1P → 1コイン |
ハピタス | 1P → 1コイン |
WILLs(株主優待) | 200P → 100コイン |
この仕組みが何をもたらすかというと、
🔸「現金を使わずに、不動産投資の第一歩が踏み出せる」
🔸「死蔵されがちなポイント資産を“収益を生む資産”へ転換できる」
という、極めて理にかなった資産活用術なんですよね。
私も実際に、使い道がなかったポイントで数千円分のRECに交換してみましたが、
「これが家賃収入を生む不動産投資に変わるのか」と思うと、ちょっとワクワクしました。
強み②|最低1万円から投資可能|“やってみたい”を行動に変える価格設定
Rimpleでは1万円から出資可能という点も、参入ハードルを下げてくれます。
従来の不動産投資といえば…
- 数百万円の頭金+ローン
- 管理・修繕・税務対応
- 空室リスク・入居者トラブル
正直、少しでも“面倒”と感じたら、続けられません。
その点、RimpleはほったらかしOKかつ少額OK。
資産形成は「気になったら一歩踏み出せる設計」がすべてです。
その意味で、“1万円”という絶妙な価格帯は、「心理的な壁」を取り払う工夫だと感じます。
強み③|都内好立地マンションのみ|収益の“土台”が違う
Rimpleで取り扱う物件は、東京都内の区分マンションにほぼ限定されています。
- 新宿区
- 港区
- 目黒区
- 文京区
人口減少が進むなか、こうした**“都心エリアへの一点集中”**はリスク対策でもあるんですよね。
都心は
- 賃貸需要が常に高い
- 売却時にも一定の買い手がつきやすい
つまり、「家賃収入+売却益」の両面で安定性がある。
これは“物件の質”が収益を支えている好例です。
強み④|高い劣後出資比率と短期運用|“損しにくい”構造が組み込まれている
これは次章で詳しく扱いますが、Rimpleでは**運営会社の劣後出資比率が30%**と高めです。
これに加えて、
- 運用期間6〜12ヶ月
- 元本償還率100%(2025年4月時点)
という実績からも、**投資家にとって“守られている感”**が強い設計になっています。
少額投資において「損しないこと」は最大の成果。
派手なリターンより、「想定通りに戻ってくる」ことがどれほど価値あるか、
それは一度でも資金拘束リスクを味わった人なら、きっと共感していただけるはずです。
「少し不安は残るけど、投資してみたい気持ちがある」──
そんな方にとって、Rimpleは最初の一歩にぴったりの仕組みです。
👉 公式サイトで詳細を確認する(PR)
第5章|優先劣後出資の仕組み:数字が示す本当の安心材料
「元本保証はありません」──これは、どのクラファンサービスでも明記されている一文です。
でも、Rimpleの場合、「保証ではないけど、合理的に“守ってくれる仕組み”がある」
という点が、投資家にとっての静かな安心材料になっているんですよね。
そもそも「優先劣後出資方式」って何?
この仕組みを一言で説明すると、
「運営会社が自腹でリスクを先に背負ってくれる構造」
というもの。
以下のように、出資者(投資家)と運営会社の出資があらかじめ“損失吸収順”に分けられているのが特徴です。
投資構造 | 優先出資(投資家) | 劣後出資(運営会社) |
---|---|---|
出資割合 | 約70% | 約30% |
優先順位 | 償還・分配は先 | 損失はまずここから発生 |
つまり、仮に不動産価格が下落しても、その下落幅が30%以内であれば、投資家の元本は保たれるわけです。
“数字に強い人”ほど、この構造を評価している
投資を数字で捉えられる人ほど、
「30%の劣後出資」というのが、**かなり“守られている比率”**であることが直感的に分かるはずです。
比較のために、一般的な不動産クラファンでは──
- 劣後比率10〜20%台が主流
- 価格下落リスクはある程度投資家が負担
これに対して、Rimpleでは、
- 価格が30%下がるような事態が起きても投資家元本は毀損しない
- その30%は、運営会社の“自腹”
という、かなり強い安全弁が仕込まれている。
これは言い換えれば、
「この不動産には30%の安全マージンがある」
「それでもダメな場合は、まず会社が痛みを負う」
という、“利害の一致”構造なんです。
元本保証ではない、けれど「納得できるリスク構造」
大切なことなのでもう一度。
Rimpleは元本保証ではありません。
ただし、「合理的に守る設計」をしてくれている。
たとえば──
- 入居率:99%超(都内好立地)
- 運用期間:短期(6〜12ヶ月)
- 劣後出資比率:30%
- 売却前提価格に“バッファ”が設けられている
この4つの条件がそろっていれば、リスクの“量”を事前に見積もることができるんですよね。
これこそ、Quiet Money Labでずっと大切にしている「数字に惑わされず、構造で判断する」姿勢です。
「元本が守られやすい」ことが意味するもの
一見地味ですが、「元本が守られやすい投資先」は、長期的な資産形成で極めて有利です。
- リターンの安定性
- 再投資可能性
- ポートフォリオ全体のリスクヘッジ
特に、積立NISAやiDeCoなどの長期投資と併用する場合、
「年1〜2回のCF投資として安心して組み込める先」というのは、
**“選択肢として持っておく価値が高い”**と私は考えています。
「利回りが派手じゃない分、投資家が安心して積み上げていける構造」
それがRimpleの“静かな強さ”であり、
数字を読むプロや、家計を預かる立場から見ても“扱いやすい資産運用先”だと感じています。
✅「この構造なら試してもいいかも」と感じた方は、
👉 Rimpleの公式ファンド一覧(PR)をチェックしてみてください
第6章|Rimpleの注意点とデメリット:それでも使い方次第で価値が変わる
「メリットばかり紹介されると、逆に不安になる」
私はそんな性格です。
だからこそ、この記事ではRimpleの“良い面”だけでなく、“向き合っておくべき注意点”もしっかりお伝えしていきます。
注意点①|当たらなければ始まらない「抽選方式の高倍率」
Rimpleのファンドはすべて抽選制です。
これは先着順のような“クリック戦争”がない分、ある意味平等です。
…が、倍率は高い。かなり高い。
- 人気ファンド:倍率500〜1600%
- 通常ファンドでも300%超は当たり前
- 私自身、10回応募して1回当選した程度
正直、「投資したいのに投資できない」もどかしさを感じる人は多いはずです。
ただ、この点をどう捉えるかがポイントでして、
私としては次のような感覚で向き合っています。
✅ 落選しても“資金は動いていない”のでノーダメージ
✅ 毎月1〜2件新規ファンドがあるため“回転チャンス”はそれなりにある
✅ 落選を繰り返しても「コストゼロで申込できる」構造なら継続も苦じゃない
むしろ、「応募することにコストがかからない」ことが、Rimpleの静かな強みとも言えます。
注意点②|利回りはやや低下傾向にある(でも“理由がある”)
Rimpleの想定利回りは2.7〜3.3%前後(2025年時点)。
これは、初期の4〜5%台から見ると下がってきている印象を持つ方も多いでしょう。
でもこの利回り、単純に“低いからダメ”と切り捨てるのは早計です。
むしろ、この数字の背景をちゃんと読めるかどうかが、“投資家としてのリテラシー”の試金石になります。
なぜなら、Rimpleのファンドは…
- 都心の好立地のみ(賃貸需要が安定)
- 運用期間短め(半年〜1年)
- 劣後出資比率が高く、元本が守られやすい
- 空室率が極めて低く、滞納・未収も起きにくい
──という前提に立って設計されているからです。
つまり、「想定利回り=期待値」ではなく、「構造的リスクに応じた価格」であるという理解が必要なんです。
投資は“数字”に騙されるより、“仕組み”を理解した方が安全。
これはFPとしても、会計支援の現場でも、強く感じてきたことの一つです。
注意点③|途中解約は原則できない(=資金ロックへの備えが必要)
Rimpleのファンドは途中解約不可(原則)です。
よく見る注意書きにも書かれているように、「やむを得ない事由」がある場合を除き、出資資金は運用終了まで拘束されます。
この点は、多くのクラファンサービスに共通するデメリットですね。
ただし“期間の短さ”が大きな救いになります。
- 平均運用期間:6ヶ月〜12ヶ月
- 長くても1年ちょっとで手元に戻る
- 場合によっては早期償還もあり(3ヶ月程度で戻った例も)
家計やキャッシュフローの余力があれば、「半年間だけ封鎖しても問題ない資金」で回す、というやり方が最も現実的です。
注意点④|リアルエステートコインは「現金化不可」
Rimpleで使えるポイント通貨「リアルエステートコイン(REC)」ですが、現金化はできません。
これはつまり、
✅ 投資に使うために交換したRECは、応募落選しても“コインのまま保持される”
✅ そのコインを他サービスや口座に移動・払い戻しすることはできない
✅ Rimpleで次回以降のファンド応募時に使うしかない
この性質上、現金化を期待して交換するのはNGです。
ただし、逆にいえば「現金を使わず、RECだけで投資できる」わけですから、
お金を動かさずに不動産投資のリターンが得られるという見方もできます。
このあたり、現金管理がきっちりしている家庭ほど「ポイント→投資」の回路が“効いてくる”んですよね。
私としては、Rimpleのデメリットは“構造上の限界”ではなく、“設計思想に伴う制約”だと捉えています。
投資対象として考えるなら、それをどう使い分けるかがすべてです。
第7章|Rimpleの実績とファンド事例:数字で見えてくる信頼と慎重のバランス
「言葉よりも数字で示してほしい」──
そんな声が聞こえてきそうなので、この章ではRimpleがこれまでに組成・運用してきたファンドの実績を、可能な限り“数字で”まとめていきます。
Quiet Money Labらしく、**単なる過去データの羅列ではなく、“構造から読み解く実績の価値”**に踏み込みます。
累計ファンド組成数:2025年4月時点で100号突破
Rimpleは2020年2月にサービスを開始。
2025年4月時点で、100号以上のファンドが組成されています。
- 年間約20件の安定的な組成
- 月1〜2本のペースで新規ファンド登場
- 案件数の“多すぎない”バランスが逆に信頼を呼んでいる
このペースは、**「しっかり選定したうえで運用できる規模感」**とも言えます。
償還実績:元本割れゼロ・利回り想定通り
最も重要なのはココです。
実績項目 | 内容 |
---|---|
運用完了ファンド数 | 89件(2025年4月時点) |
元本割れ件数 | 0件 |
早期償還 | 一部ファンドあり(平均より短縮) |
想定利回り通りの分配 | ほぼすべてのファンドで予定通り配当 |
つまり、Rimpleは過去のデータにおいて、**“想定利回り通りに分配・元本を返してきた”**という実績があります。
数字を扱う人間から見れば、この信頼性はものすごく大きい。
派手さはなくても、「計画通りに終わる」って、
資産運用の中で最もありがたいことだったりします。
過去のファンド事例
以下に、過去の3案件を取り上げます。
✅ Rimple’s Selection #1(クレイシア新宿)
- 想定利回り:10.0%
- 募集金額:3,600万円
- 応募額:4億1,000万円超(倍率1,640%)
- 運用期間:6ヶ月
- 結果:予定通り償還済
この案件はRimpleの“顔”とも言える初期事例。
倍率がすさまじく、「ここまで人気なのか…」と注目された記憶があります。
✅ Rimple’s Selection #25(港区物件)
- 想定利回り:3.1%
- 募集金額:8,750万円
- 応募総額:6億超
- 倍率:約576%
- 運用期間:6ヶ月(→4ヶ月で早期償還)
都内の一等地案件で、短期での償還+実績通りの配当が印象的でした。
✅ Rimple’s Selection #38(文京区)
- 想定利回り:2.8%
- 募集金額:5,200万円
- 応募総額:3億4,000万円超
- 運用期間:6ヶ月予定
利回りは控えめでも、都心の堅実物件+高い応募倍率というRimpleらしい構成が支持されています。
実績から見える「本質的な強み」とは?
数字だけを見ると、Rimpleは一見“控えめ”に見えるかもしれません。
でも実態としては、
- 損失なし
- 想定通りの運用
- 抽選倍率の高さが、投資家の評価の裏返し
- 全案件、都内物件に集中
──という、**“破綻していない小さな信用の積み重ね”**が集約されたサービスです。
派手に見せず、ちゃんと返す。
そして、それを100件近く積み重ねてきた。
これは、数字で語れる「信頼」の証拠です。
第8章|他の不動産クラファンと比べてわかる、Rimpleの戦う場所と選ばれる理由
「クラファンって、どこも似たように見える」──そんな声を、正直よく耳にします。
でも、私自身が複数のクラファンを並行利用してきた中で感じたのは、**“似て非なるもの”**だということ。
特にRimpleには、あえて“勝負しない場所”を選んでいる明確な意図すら見えてきます。
この章では、「Rimpleが他とどう違うのか?」「なぜ選ばれ続けるのか?」を、比較軸から本質的に掘り下げていきます。
比較軸①|募集方式:先着順 vs 抽選制
多くのクラファンでは「先着順」が主流です。
この方式では、募集開始と同時にクリック戦争が起こり、ネット環境やタイミング勝負になります。
一方、Rimpleはすべて「抽選制」。
- 申込締切までにエントリーすればOK
- 手続きは1〜2分で完了
- 抽選結果はメールで通知
この設計は、**“時間に縛られず投資したい人”**にフィットします。
特に共働きや子育て中の方にとって、先着順のストレスは結構なハードル。
「抽選は外れるけど、気楽に応募できる」この構造は、継続性という面でも大きなメリットです。
比較軸②|投資対象:全国分散型 vs 都心特化型
他のクラファンサービスでは、全国各地の物件(地方都市含む)を投資対象にしているところもあります。
一方、Rimpleは一貫して都内の区分マンションのみに絞っています。
この違いは、**“収益の安定性に対する考え方の違い”**そのもの。
- 地方物件:利回りは高めでも空室リスク・出口リスクが読みにくい
- 都心物件:利回りは控えめでも賃貸需要・売却需要ともに高く、安定運用が可能
つまり、Rimpleは「収益性よりも継続性と堅実さ」を重視する設計。
まさに、“静かな資産形成”を志向する人向けの設計思想がにじんでいます。
比較軸③|投資単位と柔軟性:高額一括 vs 少額分散
クラファンの中には、10万円単位の投資が必要なサービスも多くあります。
Rimpleは1万円から投資可能。しかも、ポイントを活用すれば現金不要での投資参加も可能です。
これは大きな違いです。
- 他サービス:一定額のまとまった余裕資金が必要
- Rimple:日常のポイント活用+1万円からの分散投資が可能
つまり、「投資を始めるためにお金を用意する」のではなく、
「日々の家計から自然と投資資金が生まれる」導線が作れるんです。
この点、家計改善・資産形成支援をしているFP目線から見ても非常に好ましい構造です。
比較軸④|元本保全構造:劣後出資比率の違い
Rimpleが採用している30%という劣後出資比率は、業界全体で見ても高水準。
他サービスでは、10%〜20%の設定が多く、リスク吸収力の面で差が出ます。
この構造的な違いは、以下のように表現できます。
項目 | Rimple | 他クラファンの平均的水準 |
---|---|---|
劣後出資比率 | 30%前後 | 10〜20%程度 |
損失吸収構造 | 投資家より先に30%まで会社が損失負担 | 10〜20%までが一般的 |
安定性 | 高 | 中〜やや低 |
「Rimpleの利回りが低い」と言われる背景には、この“守りの厚さ”があることを見逃してはいけません。
総評:Rimpleは「投資対象というより“投資姿勢”」で選ばれるサービス
投資というと、利回りや実績ばかりが語られがちですが、
Quiet Money Labでは常に**「その仕組みが、どんな人生設計と相性がいいのか?」**を重視しています。
その観点から見ると、Rimpleはこう言い換えられます。
🔸「大きくは増えない。でも、確実に戻ってくる安心感」
🔸「家計やライフイベントに合わせて、無理なく投資が続けられる」
🔸「情報に踊らされず、“続けることそのもの”を大切にできる設計」
それが、Rimpleが**“静かな人気”を保ち続けている理由**なのだと、私は感じています。
第9章|Rimpleの運営会社を読み解く:「地味に強い」企業が信頼につながる理由
投資先を選ぶとき、利回りや仕組みだけを見ていませんか?
実は、「そのサービスを支えている会社」がどんな企業か?──ここにこそ、投資判断の本質が隠れていることが多いんです。
この章では、Rimpleを運営するプロパティエージェント株式会社の事業構造や財務背景を、Quiet Money Labらしく“にじむ会計目線”で整理します。
設立は2004年|不動産のプロフェッショナルとしての社歴
プロパティエージェント株式会社は2004年設立。
投資用不動産の開発・販売を手がけてきた企業で、以下のような特徴があります。
- 都内マンションの開発に強い
- プロパティマネジメント(賃貸・建物管理)事業を内製化
- 不動産テック領域にも参入(DX・デジタル化事業)
つまり、「物件を仕入れる」「管理する」「出口まで設計する」すべての工程を自社で完結できる体制があるんです。
これ、ものすごく大きいんですよね。
なぜなら、クラファンサービスの中には「プラットフォーム運営のみ」で、実際の不動産管理は別会社に委託しているケースも少なくないからです。
グループ全体では上場企業|透明性と規律ある経営体制
プロパティエージェントの親会社は東証プライム市場に上場している企業グループの一員です。
このことの意味は大きく、具体的には次の3つの“安心材料”になります。
- 開示義務あり(有価証券報告書・四半期決算)
- 監査法人による監査・コーポレートガバナンスの整備
- 適時開示による投資家への説明責任
私自身、監査対応や上場支援の現場にいた経験がありますが、
「上場企業である」というだけで、財務の透明性と内部統制の厚みが段違いであることは肌で感じています。
売上・利益ともに右肩上がりの成長企業
財務指標から見ても、プロパティエージェントは極めて健全な経営を行っています。
- 売上高:200億円超(2024年3月期)
- 経常利益:10億円前後で安定推移
- 自己資本比率:約40%(不動産業としては比較的高い水準)
この数字の裏には、「無理な拡大をしていない」「内部留保を厚めに取っている」など、地に足のついた経営姿勢が見て取れます。
独自視点:信用は、派手さではなく“壊さなかった積み重ね”でつくられる
Quiet Money Labでは、「信頼できる会社かどうか」を以下のような問いで見極めるようにしています。
- 5年以上、赤字を出していないか?
- 決算期ごとに事業ポートフォリオが急変していないか?
- 実態のない子会社・グループ間取引が増えていないか?
- プロダクトの“出口設計”が合理的か?
この点、プロパティエージェントは**すべての観点で“合格点以上”**をクリアしています。
特に注目したいのは、「信用が崩れないように守ってきた構造」が至るところにあること。
逆に言えば、“あえて派手な攻めをしない”ことが、長期の信頼を築いているんですよね。
第10章|Rimpleで投資を始める方法|迷わず進める5ステップと注意点
「よし、やってみよう」
そう思った瞬間に迷うのが、“登録ってどうやるんだっけ?”という地味な疑問。
投資を始めるまでの“見えない面倒くささ”を乗り越えられるかどうかが、実は最大のハードルだったりするんですよね。
この章では、Rimpleの会員登録から出資、償還までの一連の流れを、迷わず進められるように丁寧に解説します。
「ここだけ読めば全部わかる」よう、具体的な操作・注意点・心理的ポイントも含めて網羅します。
STEP1:Rimple公式サイトから無料会員登録を行う
まず、Rimpleの公式サイトにアクセスし、トップページ右上の「会員登録」をクリックします。
登録に必要な情報は以下の通り。
- 名前・メールアドレス・パスワード
- 住所・電話番号
- 本人確認書類(以下いずれか)
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- パスポート
- 健康保険証(補完書類が必要)
※補完書類には、公共料金領収書、納税通知書、社会保険料の支払証明などが使えます。
この登録時点で特に注意したいのが、「現住所と本人確認書類の住所が一致しているかどうか」。
ズレていると審査が通らず、確認書類の再提出になる可能性があります。
STEP2:本人確認はがきを受け取る
登録が完了すると、数日後に「本人確認はがき」が自宅に届きます。
これは、登録した住所に確かに住んでいるかどうかを確認するためのもの。
- はがきに記載されている認証コードを、Rimpleにログインして入力
- 入力が完了すれば、本登録完了
ここまで来れば、いよいよ投資可能状態です。
個人的には、この時点でちょっと達成感があるんですよね…。
STEP3:ファンド一覧から案件を選び、申し込む(=抽選エントリー)
ファンド一覧ページでは、以下のような情報が表示されます。
- 想定利回り(年率換算)
- 運用期間(6〜12ヶ月)
- 募集金額・最低出資額(1万円〜)
- 立地・物件構造・資産価値など
- 劣後出資比率(30%前後)
ここで注意したいのは、**「運用期間中の資金拘束を許容できるか」**という点です。
私も最初は、「6ヶ月ってあっという間だろう」と思っていたのですが、
実際に資金が動かせない期間に、ふとまとまった出費が発生すると、
“ああ、余剰資金の範囲でやるってこういうことか”と実感しました。
✅ ワンポイントFP的アドバイス:
生活防衛資金(生活費の6ヶ月分程度)は手元に残しておき、
それ以外の「数ヶ月動かせなくても困らない資金」を投資に回すのが基本です。
STEP4:当選後、契約内容を確認して入金する
応募後、抽選の結果はメールで届きます(通常は募集締切後数日以内)。
当選した場合、以下のような流れになります。
- 「不動産特定共同事業契約書」および「契約成立時書面」をWEB上で確認・同意
- 指定された銀行口座に出資金を振り込み(※振込手数料は投資家負担)
- 振込後、入金確認メールが届けば、正式に“出資完了”
ちなみに、リアルエステートコイン(REC)を保有している場合は、自動で投資額に充当されます。
手持ちのRECが1万円分あれば、現金ゼロで出資できるのもポイントです。
STEP5:運用開始→運用報告→償還(元本+分配金)
ファンドの運用が始まると、定期的に以下のような情報がマイページで確認できます。
- 運用中の資産状況
- ファンド進捗(物件の稼働状況、売却ステータスなど)
- 運用終了予定日
そして、運用終了後は──
- 出資金(元本)+分配金が、登録口座に振り込まれる
- 分配金は20.42%の税引後(源泉徴収済)
- 翌年1月に「年間取引報告書」が発行(確定申告に使用)
償還されるときのメール通知、けっこうテンション上がります。
“あの時の1万円が、ちゃんと戻ってきた”って、想像以上に安心感あるんですよね。
📌気になった方は、まずは無料登録してファンドを覗いてみてください。
👉 Rimple公式サイトはこちら(PR)
第11章|Rimpleでよくある質問Q&A|経験者の視点で深掘り回答
はじめての投資って、細かいところが妙に不安になるんですよね。
この章では、Rimpleを利用するにあたって、よく聞かれる疑問や誤解しがちな点について、実際の体験も交えながら正直にお答えします。
Q1. 分配金って、いつ・いくらもらえるの?
- 運用終了月の翌月末までに、登録口座へ入金されます
- 分配金額は、ファンドごとの想定利回り × 運用期間 × 出資額によって変動
- たとえば、利回り3%・運用6ヶ月・出資1万円なら、税引後は約120円程度
「意外と少ない」と感じるかもしれませんが、損せず戻ってくる+定期的に再投資できるという点が最大の魅力です。
Q2. 落選しても、リアルエステートコインは無駄になりますか?
いいえ、無駄にはなりません。
RECはそのまま残高として保持され、次回以降のファンド応募時に自動的に使えます。
ただし…
- 現金化は不可(出金・譲渡もできません)
- 保有しすぎると使い道が限定されるため、必要な分だけ交換するのがポイントです
Q3. 抽選に当たるコツはあるの?
残念ながら、完全ランダム抽選なので裏技はありません。
ただし、以下は経験上、体感的に当たりやすい気がします。
- 募集金額がやや大きめのファンド
- 想定利回りが2.7%未満の“堅実型”案件
- 金曜募集スタートより、週明けスタートの方が倍率が落ちる傾向?
※あくまで筆者の個人的な経験談ですが、外れ続けている方のご参考になれば。
Q4. 法人名義や海外在住でも利用できますか?
Rimpleの利用条件は明確に定められています。
条件 | 利用可否 |
---|---|
日本国内在住の個人 | 〇 |
法人名義での登録 | × |
海外居住者(非居住者) | × |
つまり、「個人」かつ「日本在住」であることが前提となります。
Q5. 確定申告は必要ですか?
原則として、分配金は「雑所得」扱いになります。
給与所得がある方(会社員など)の場合、以下に当てはまれば確定申告が必要です。
- 他の雑所得(副業収入など)を含めて年間20万円超えた場合
Rimpleからは翌年1月に**「年間取引報告書」**が発行されます。
マイページからPDF形式でダウンロード可能なので、申告時の添付書類として使いましょう。
なお、税金まわりが不安な方は、税理士やFPへの相談もおすすめです。
雑所得は年々厳格に見られているので、過少申告には注意を。
第12章|Rimpleの税金と確定申告のポイント|利益よりも安心を選ぶために知っておきたいこと
「少額投資だから、税金なんて気にしなくていいですよね?」
そんな質問をよく受けます。でも、実はこの“油断”こそが、後から面倒を生む火種になりがちなんですよね。
この章では、Rimpleで得られる利益がどのように課税されるのか?
そして、「確定申告が必要なケース」「注意すべき点」まで、FPとしての視点も交えてやさしく解説します。
🔸分配金は「雑所得」に分類される
まず前提として、Rimpleの分配金は株式配当や預金利息とは異なり、「雑所得」扱いになります。
つまり…
- 譲渡所得でもなく
- 配当所得でもなく
- 事業所得でもない
⇒ 税法上は「その他の所得(雑所得)」として処理されます。
この点は、クラウドファンディング投資全般に共通する税務上のルールです。
🔸Rimpleでは源泉徴収がある(=一定額は自動で引かれる)
ファンドの償還時には、すでに以下の税金が源泉徴収されています。
税目 | 税率(2025年時点) |
---|---|
所得税 | 15% |
復興特別所得税 | 0.315% |
住民税 | 5% |
合計 | 20.42% |
つまり、1,000円の分配金が発生した場合、約204円が自動で引かれ、手元に残るのは約796円ということですね。
✅ ワンポイント注意:
この源泉徴収だけで完結する人もいれば、確定申告が必要な人もいます。違いは“年間の雑所得合計”にあります。
🔸会社員でも確定申告が必要になるケースとは?
給与所得がある方(いわゆるサラリーマン)の場合でも、以下に該当すると確定申告が必要です。
ケース | 確定申告が必要? |
---|---|
雑所得(副業・配当・クラファン等)が年間20万円を超える | ✅ 必要 |
雑所得が20万円以下 | ❌ 原則不要(自治体によっては住民税申告が必要) |
専業主婦・年金受給者等で所得が少ない | ✅ 課税所得が一定額を超えれば必要 |
注意したいのは、Rimple以外の雑所得(たとえば仮想通貨や副業収入)と合算されるという点。
「Rimpleだけなら10万円未満でも、副業があって合計25万円だった」という場合、申告対象となります。
🔸年間取引報告書が発行される(=確定申告時の添付資料)
Rimpleでは、毎年1月上旬を目安に**「年間取引報告書」**がマイページにアップされます。
- PDFでダウンロード可能
- 収益・源泉徴収額・償還履歴などが記載
- 確定申告ソフトや税理士への提出書類として使える
この書類があれば、記帳や集計の負担は最小限。
私も実際にこの報告書で申告処理をしたことがありますが、あまりに整っていて感動した記憶があります(笑)
🔸税務上の“よくある落とし穴”とその対策
❌「少額だからバレない」は通用しない
国税庁は近年、クラウドファンディング型投資の申告漏れを重点的に監視しています。
e-Taxの連携やマイナンバー制度により、金融収入はほぼ自動的に把握されています。
→ 対策:源泉徴収後も20万円超なら申告必須。副業・仮想通貨と合算することを忘れずに。
❌「源泉徴収されているから、もう何もしなくていい」は半分正解
前述の通り、源泉徴収されていても、一定額以上なら申告義務があるというのが正解。
むしろ、住民税の申告忘れなどは、後から通知が届きやすいポイントです。
→ 対策:不安なら、最寄りの税務署か、税理士に相談するのが一番安全。
投資で一番怖いのは、「知らなかった」が「損」になること。
だからこそ、Rimpleのように“税務対応がしやすい設計”は、初心者にこそ価値があると私は思っています。
第13章|まとめ|Rimpleは誰にとっての最適解か?信頼で選ぶ仕組み型投資の選択肢
「結局、自分に向いているのかどうかが知りたいんですよ」
これは、FP相談でよく聞かれるセリフのひとつです。
投資判断の本質は、数字やスペックではなく、“その人の人生との相性”なんですよね。
この最終章では、ここまでの構造・評判・リスク・実績をふまえ、Rimpleがどんな人に向いているのか/向いていないのかを、会計×FPの視点から総合的に整理します。
🔸Rimpleが向いているのはこんな人
タイプ | 理由 |
---|---|
投資初心者 | 少額(1万円〜)+自動運用+リスク設計済のため学びながら始められる |
ポイ活ユーザー | 他社ポイントが投資原資になる唯一無二の仕組み |
忙しい共働き世帯 | 抽選方式+完全放置で投資できる時間効率の良さ |
リスクを最小限に抑えたい人 | 劣後出資30%・都心物件特化・短期運用で“守り”が厚い |
積立NISAやiDeCoと併用したい人 | “定期収入型×低ボラティリティ”の相互補完性が高い |
🔸Rimpleが“やや向かない”のはこんな人
タイプ | 理由 |
---|---|
高利回りを狙いたい人 | 想定利回りは2.7〜3.2%と控えめ設計(安全重視) |
資金をすぐ動かしたい人 | 運用期間中の資金拘束(原則中途解約不可)あり |
一発勝負型の人 | 毎月コツコツ応募・分散投資を前提とした設計 |
🔸“続ける人”にとって、Rimpleは静かな味方になる
Rimpleは、一言で言えば**「大きく儲ける投資」ではなく、「コツコツ守りながら育てていく投資」**です。
- 毎月のようにファンドが登場し
- 少額でも投資ができ
- 必要以上にアクティブ運用を求められず
- 実績が“壊れないまま”積み重なっている
だからこそ、「積み上げ続けられる人」にとっては、これ以上ない投資パートナーになります。
私自身、Rimpleのファンドに5回応募して、2回当たって、2回償還されました。
得た利益は小さいですが、「ちゃんと戻ってきた」という体験は、何よりも信頼に直結しました。
そして今も、REC(リアルエステートコイン)を貯めて、次の応募に備えています。
✅ 最後に|少しでも「気になる」と感じたあなたへ
投資って、やらなくても困らないけど、やっていないと不安になるものです。
だからこそ、最初の一歩は「安心できる仕組み」から始めるのが正解。
Rimpleは、投資初心者にも、ポイ活ユーザーにも、子育て世代にも、
“背伸びしなくても届く投資体験”を提供してくれる、静かだけど芯のあるサービスです。
「やってみようかな」と思った今が、最初の一歩にぴったりのタイミングです。
👉 Rimple公式サイトを見てみる(PR)
📝注釈・免責事項
本記事は、2025年時点におけるRimple(リンプル)の公開情報および関連制度に基づいて執筆しています。以下の点について、事前にご理解いただいた上でご活用ください。
最終的な投資判断はご自身の責任で行ってください。
Quiet Money Labでは、可能な限り正確な情報提供と、読者に寄り添った説明を心がけていますが、投資判断の最終的な責任は読者ご自身にあります。リスクと向き合いながら、納得のいく選択を行っていただくことを願っています。
投資には元本割れリスクがあります。
不動産クラウドファンディングは、元本保証のある金融商品ではありません。想定利回り・分配金は、あくまで予定であり、運用状況や不動産市況の変動などにより、元本の一部または全部が毀損する可能性があります。
利回り・実績は将来の成果を保証するものではありません。
本記事で紹介している利回りやファンド実績は、過去または記事作成時点での情報に基づいたものであり、将来的にも同様の成果が得られることを保証するものではありません。
税制・制度は今後変更される可能性があります。
分配金に関する税務や確定申告の取扱いは、税制改正や自治体の方針変更により変更されることがあります。必要に応じて税理士や所轄の税務署にご確認ください。
本記事にはアフィリエイト広告(PR)が含まれています。
本記事内でご紹介している商品・サービスには、当サイトを経由して申し込みいただくことで報酬が発生するものが含まれています。掲載内容の中立性・信頼性を保つため、記事の構成・編集方針には十分配慮しております。
コメント