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年率と月利の違いを知らないと損をする|単利・複利もやさしく解説

目次

第1章|「年率」「月利」はどう違う?投資初心者が最初に知るべき単語

「利回り12%」と聞くと、あなたはどれくらい増えると想像しますか?
年間12%の利回りと、毎月1%の利回りは、同じようでいて実はまったく違う結果を生みます。

◆ 年率と月利の定義

  • 年率(年利):1年間で資産が何%増えるかを示す
  • 月利:1か月間で資産が何%増えるかを示す

つまり、**年率12% = 月利1%とは限りません。特に「複利」で運用する場合、月利1%は年率換算で約12.68%**にもなります。

◆ ありがちな誤解:「月利×12=年利」ではない

「月利1%なら、年間で1%×12か月=12%」と考えがちですが、それは単利の場合に限った話です。
複利運用では、毎月増えた分にもさらに利息がつくため、増加ペースは加速します。

利回りの種類計算方法年利換算(参考)
単利元本×利率×期間月利1%→年利12%
複利元本×(1+月利)^12月利1%→年利12.68%

この「わずか0.68%の差」が、10年後には大きな差となって現れます。

第2章|単利と複利|「増え方」の違いを図でイメージする

◆ 単利とは?

単利は、元本だけに利息がつくシンプルな仕組みです。
例:100万円を年利5%で単利運用 → 毎年5万円ずつ増える

◆ 複利とは?

複利は、元本+利息にも利息がつくため、時間が経つほど増え方が加速します。
例:100万円を年利5%で複利運用 → 2年目は元本105万円に対して利息がつく

◆ 10年間でどれくらい差が出るか?

運用方法元本100万円10年後の資産増加額
単利5%100万円150万円+50万円
複利5%100万円約162.9万円+62.9万円

この差は20年・30年と時間が経つほど、さらに拡大します。

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第3章|「実質利回り」に注意|数字に強くなるための思考法

◆ 表面利回りだけで判断すると損をする

「利回り5%」と表示されていても、実際に手元に残る利益は手数料・税金で減ります。
これを差し引いた後の数値が、**実質利回り(実効利回り)**です。

◆ 手数料の影響

  • 信託報酬(投資信託)
  • 運用管理費用(ロボアド)
  • 口座管理料(FX・証券口座)

たとえば、利回り5%の商品でも、手数料が年1.1%(税込)なら、実質は3.9%以下となることも。

◆ 税金の影響

NISA口座以外では、利益に対して20.315%の税金がかかります。
つまり、運用益10万円 → 手取りは約79,685円になります。

◆ 高利回りの落とし穴

「年利10%以上」などの数字だけで判断するのは危険です。
重要なのは、“何に課税され、どこで手数料がかかっているか”まで含めて理解すること。

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第4章|「複利を味方にする仕組み」3選

「複利は時間を味方につける」と言われても、**どうやって複利運用を実現するか?**は意外と知られていません。
この章では、初心者でも再現しやすい「複利を活かす投資術」を3つ紹介します。

① 積立投資 × 長期保有

最もシンプルで強力な手法です。
毎月コツコツと投資信託を積み立てることで、**購入単価を平均化(ドルコスト平均法)**しつつ、配当や運用益を再投資することで複利効果が働きます。

  • 【向いている人】:毎月決まった金額を積立できる方
  • 【活用例】:つみたてNISA × 全世界株式インデックスファンド

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② ロボアドバイザー × 再投資自動化

ロボアドは、資産配分・再投資・リバランスなど、複利効果を最大化する運用を自動でやってくれます。
特に**「再投資の徹底」**が継続のカギです。

  • 【向いている人】:忙しい共働き世帯・投資に手間をかけたくない方
  • 【代表例】:FOLIO ROBO PRO・SUSTEN・松井証券のロボアドなど

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③ 定期配当型ファンド × 再投資

分配型ファンドで得た配当を、再度同じファンドに投資することで、実質的な複利運用となります。
※税引後の配当での再投資のため効率はやや劣りますが、手堅く運用したい方に向いています。

  • 【注意点】:NISA口座なら非課税で再投資可能(課税口座は税金控除あり)

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第5章|「高利回り」に潜む落とし穴|月利×%に注意

◆ 「月利10%」の破壊力

「毎月10%増える」――この言葉に惹かれて投資を始める方も多いですが、
月利10%の複利運用は、1年で**約313%**にも膨れ上がります。

  • 元本10万円 → 約41万円(1年後)
  • 元本100万円 → 約413万円(1年後)

…果たして、そんな投資は現実に存在するでしょうか?

◆ 月利表示は詐欺案件の温床にも

  • 「海外FXで月利20%!」
  • 「毎月配当型の仮想通貨!」
  • 「元本保証×高利回り」

こうした文言は、実際には配当原資が不明・飛ばし案件であることも。
金融庁のライセンスがない業者による「金融商品まがい」のサービスは特に注意が必要です。

◆ 判断のポイント:「年換算+出金できるか?」

  • 利回りが年単位で正確に表示されているか
  • 「出金できる」「途中でやめられる」などの流動性が担保されているか
  • サービス提供元が金融庁登録済みかどうか

この3点を確認せずに「高利回り」に飛びつくのは危険です。

第6章|実際どう使う?目的別おすすめの利回り設計

数字の大小だけで投資商品を選んでしまうと、目的からズレた運用になることがあります。
この章では、「どういう目的で資産を育てたいか?」に応じた利回り設計の考え方を紹介します。

◆ ① 資産形成期(20〜40代)|攻め×複利

  • 特徴:収入があり、運用期間が長く取れる
  • 優先すべきは「長期×積立×分散×複利効果」
  • おすすめ:投資信託、ロボアド、NISA活用

◆ ② 資産保全期(50〜60代)|守り×実質利回り

  • 特徴:大きく減らしたくない/安定重視
  • 優先すべきは「元本保全性・流動性・税効率」
  • おすすめ:国債、社債型ファンド、不動産クラファン

◆ ③ 目的別戦略(教育資金・老後・旅行など)

  • 教育資金:10年以内に使うなら、流動性重視・短期安定型
  • 老後資金:20年運用可能なら、再投資型の複利運用が強い
  • 一時金目当て:高利回り短期投資(要リスク管理)

第7章|【まとめ】数字に惑わされず、お金を時間で育てる

「年率」「月利」「単利」「複利」――言葉自体はシンプルでも、その意味を混同すると数十万円単位で損をすることもあります。

特に、以下のような投資判断は注意が必要です:

  • 「月利◯%」という言葉だけで飛びついてしまう
  • 表面利回りだけを見て実質利回り(手数料・税引後)を見落とす
  • 「複利を使える仕組み」ではなく、「増やした気になれる仕組み」に惑わされる

◆ 投資は“数字”より仕組みが大事

資産運用は、短期的な数字を追うものではありません。
むしろ重要なのは、自動で複利が働く仕組みに乗せ、時間を味方にすること

投資の成否は、「数字の大きさ」ではなく、「行動の継続性」と「習慣化された仕組み」によって決まります。

◆ 迷ったときは、「自動で複利が働く投資」から始めよう

投資に慣れていない方や、日々忙しい方ほど、「自分が動かなくても回る仕組み」に乗るのが最適解です。

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🔍 よくある質問

Q:利回りが高ければ高いほど良いのでは?

→ 表面利回りではなく、「実質利回り(税・手数料差引後)」で判断するのが基本です。年利5%でも再投資で時間をかければ十分な資産形成が可能です。

Q:単利と複利はどちらを選ぶべき?

→ 基本は「複利運用」を選ぶべきです。時間を味方にして効率的に資産を増やせるからです。

Q:複利運用できる商品ってどうやって選ぶ?

→「配当や利益を自動再投資できるかどうか」で見分けられます。ロボアドや投資信託の積立は代表例です。

✅ 注釈

  • 投資には元本割れリスクがあり、すべての投資判断は自己責任で行ってください
  • 利回りやシミュレーションは将来の成果を保証するものではありません
  • 記事中のサービスはアフィリエイト広告(PR)を含みます
  • 記載の内容は2025年時点の情報に基づいています。今後、制度変更・税制改正などの影響を受ける可能性があります
  • 本記事は法的・税務的助言を提供するものではありません
  • 金融商品については、公式サイトの最新情報をご確認のうえ、ご自身の判断でご利用ください

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